ピロリ菌除菌(流れと費用)

こんばんは、田中です。

前回の記事で、ピロリ菌ってなに?ということは、だいたいご理解いただけたと思います。

今回は、ピロリ菌除菌療法の流れと費用についてまとめてみました。
参考資料は前回とおなじく「ピロリ菌 除菌療法を受ける患者さんのためのQ&A」です。

ピロリ菌除菌療法(診断・治療の流れ)



拡大したら読めますかね?

ピロリ菌の検査(いるかどうかを調べる)
※検査を受けるにも条件があります。基本的には除菌療法を受ける人は、内視鏡検査を受けていることになります。
  ↓
(いた場合)
一次除菌療法(7日間)
  ↓
ピロリ菌の検査(除菌できたか調べる)
  ↓
(それでもまだいた場合)
二次除菌療法(7日間)
  ↓
検査(除菌できたか調べる)

というかんじです。二回までは挑戦できます。
1回目の除菌療法の成功率は約80%、1回目と2回目を合わせた除菌率は95%以上と、ほとんどの人が除菌できるということです。

田中の場合


そもそもなぜ、ピロリ菌がいることが疑われたのかというと、健康診断で胃カメラをしたことです。
※初めての胃カメラは、聞いていた話からの想像よりはきつくなかったけど、直後はもうやりたくないと思いました。が今はもうその苦しさを忘れました。今回は口からだったので、次やるなら鼻からも経験してみたいところです。

それはさておき、胃カメラの画像を見た医師から、胃炎だと説明され、ピロリ菌がいるかもしれないと言われました。

そして、その日にピロリ菌がいるかどうかの検査を受けました。
抗体測定という血液検査でした。
費用は保険適用で870円。

※ピロリ菌の検査だけを受けるのは保険適用にはならないそうです。全額自己負担だと3000円弱? 内視鏡検査の結果、胃炎の治療のための検査ということで、保険適用になるとうことのようです。

一週間後に検査結果を聞きに行きました。
「ピロリ菌ポジティブ」の判定。除菌の薬を処方されます。
費用は580円(処方箋料ほか)

日本人のピロリ菌感染者の数は約3500万人といわれています。

なので、ぜんぜん恥ずかしくもありません。まあ、ふつうです。


除菌薬は、1日2回(朝夕食後)で1週間分。
1種類の「胃酸の分泌を抑える薬」と2種類の「抗菌薬」がセットになったシートです。
費用は1910円。

薬局の人が薬の説明の時に、「ピロリ菌がいましたか~」となぜかうれしそうだったのは気のせいでしょうか?被害妄想かな?
想像としては、最近珍しい客だと思ったのかもしれません。

家に帰って家族にご報告。
「じゃじゃまる、ぴっころ、ぴーろりー」
おとうさんといっしょ。
今日から新番組が始まるよ。

一週間忘れたりしないようにしっかり薬を飲みます。


忘れない!
目につくところにはりつけて管理。飲み忘れたりすると、除菌成功率が下がるそうです。

僕はだいじょうぶでしたが、人によっては「軟便・下痢、味覚異常、アレルギー反応」などの副作用が出ることもあるようです。気になる症状を感じたら、主治医または薬剤師に相談しましょう。

1週間の服薬ののち4週間以上間をあけて、ピロリ菌の検査
このときは、尿素呼気検査。
検査用の薬を飲み、一定時間横になってから、検査用のパックの中に息を吹き込みます。
検査自体に、待ち時間含めて20分くらいかかりました。
費用は、1970円。(検査薬、検査料など)

さらにその一週間後、検査結果を聞きに行きます。
「ピロリ菌、ネガティブ」の判定。無事除菌終了。
新番組、おとうさんといっしょも惜しまれながら終了。
費用は370円(再診療、外来管理加算)。

医師からの説明を聞いて、疑問があれば質問できます。
僕は、胃がんとの関係など聞いてみました。基本的にはもらった冊子に書いてあるようなことでした。

知人が「ピロリ菌を退治したら、痔が治った」と言っていたのでそれも聞いてみましたが、明確な答えはありませんでした。たまたまでしょうか?


ということで、一回目の除菌で成功しましたが、最初の検査からはじまり、結果を聞きに行くのも含め4回病院に行きました。
費用は、薬代も含めて、5700円
※費用は病院や検査方法などによって異なりますので参考までに。

なかなか長い道のりでした。
これで、少しでも将来の病気のリスクを減らせるなら、よしとしましょう。

全国の約3500万人の、ピロリ菌保持者のために書きました。

関連:ピロリ菌ってなに?(感染原因や関係する病気など)
関連:ピロリ記念日


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